北海道天塩町とOverDrive Japan、電子図書館サービス提供で合意

2017年2月23日

- 北海道の公共図書館で初のOverDrive導入、英語教育など拡充 -


(左)OverDrive副社長 髙原幸一郎氏 (中央)天塩町 副町長 齊藤啓輔氏 (右)メディアドゥ代表取締役社長 藤田恭嗣

 OverDrive Japanは、2017年4月より、北海道・天塩町の天塩町社会福祉会館図書室(住所:北海道天塩郡天塩町海岸通5丁目)へ、楽天グループの米国・OverDrive社が提供する電子図書館サービスの提供を開始します。町民は、同図書室で発行される専用アカウントを使ってスマートフォンやタブレット、パソコンなどの端末から電子図書館ウェブサイトにアクセスし、電子書籍などを借りることができるようになります。国内の公共図書館における「OverDrive」の電子図書館サービスの導入は、北海道では初めての導入となります。

 天塩町は、地方創生事業として「未来への投資」を進めており、OverDrive Japanが取り扱っている豊富な英語の電子書籍、オーディオブック(朗読音声コンテンツ)、リードアロング(Read-Along:朗読音声付きページめくり電子書籍)といったコンテンツを活用して、英語教育の促進を図ります。天塩町の齊藤啓輔・副町長は、「OverDriveのリードアロングを活用し、天塩町の子どもたちが幼少期から英語に親しめる環境を整えていきたいと考えています」とコメントしています。

 電子図書館はインターネット環境さえあれば24時間、どこからでも利用することが可能で、貸出期間が終了すると、自動的にコンテンツにアクセスできなくなるため、返却の手間を省くことができます。病気・ケガ等で外出できない方や、忙しくて図書館に足を運べない方へも利用の門戸を広げられるなど、利用者の時間的・物理的な障壁を無くすことができるサービスです。電子図書館サービスの提供は、行政サービスの拡充にもつながり、図書館利用者の増加も期待されます。

 米国では図書館での電子書籍の利用率が過去10年の間で劇的に伸びております。事実、米国内にて「OverDrive」の電子図書館サービスは、約90%の図書館に導入されており、世界では36,000館以上の公共・学校図書館に導入されています。日本においても電子図書館への関心が高まり、サービス導入館の拡大が期待される中、OverDrive Japanは今後も日本における電子図書館サービスの導入を積極的に促進し、現代のライフスタイルに即した読書機会の創出に貢献してまいります。