第19回図書館総合展出展のご報告 およびフォーラム資料・動画公開のお知らせ

2017年12月7日

国内最大の図書館イベントである「図書館総合展」の第19回目となる今年は、11月7日~9日、パシフィコ横浜(横浜市西区)にて開催され、522社・団体が出展、3日間合計30,701人が来場しました。 メディアドゥは、電子図書館を実際に体験できる自社展示ブースを出展、さらに電子図書館に関するフォーラムを、「図書館の利用促進」、「多言語・多文化サービス」、「地域創生」の3つのテーマに分けて、合計3回開催しました。


図書館の利用を促す電子書籍・IT活用法

登壇者:
・潮来市立図書館館長 船見康之氏
・株式会社PHP研究所 ライツ局電子事業部 今井良子氏

<図書館と出版社のコラボ企画と電子図書館の活用>

市民の方に親しみを持って図書館を利用してもらうために、潮来市立図書館とPHP研究所はコラボイベントを実施しました。本が生まれるまでの過程を学ぶことができるセミナーや利用者自らが図書館の蔵書となる本の選書を体験できるイベントを開催し、そこからの気づきや今後の取り組みで期待することをお話しいただきました。また、コラボ企画における電子図書館の利用や、電子書籍の選書方法といった電子図書館導入後の運用方法についても船見館長からお話しいただき、電子図書館の利活用についてイメージが膨らむフォーラムになりました。

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電子図書館を活用した多文化サービス

登壇者:
・浜松市立中央図書館館長 鈴木正仁氏
・立命館大学文学部教授 湯浅俊彦氏
・楽天株式会社 OverDrive事業日本代表 田島由美子氏

<より多くの人が使える図書館へ>

多文化サービスの提供に力を入れている浜松市立図書館が、より多くの人々が使える図書館にするために行っている取り組みや、実現するためのハードルをどのように電子図書館が解決するのかについて、お話しいただきました。 また立命館大学文学部の湯浅教授に、図書館における多文化サービスの状況についてご講演いただきました。日本国内における日本語を母語としない外国人に対したサービスの提供について、課題や今後の可能性を改めて見直す機会になりました。

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電子図書館で取り組む地域創生

登壇者:
・北海道天塩町副町長 齊藤啓輔氏
・那智勝浦町「図書館資源を活用した困難地域等における読書・学習機会提供事業」(文部科学省「地域の教育資源を活用した教育格差解消プラン」採択事業)統括ディレクター 太田剛氏
・株式会社アマナ 法人営業ビジネス開発本部 営業戦略部 統括マネージャー 地方創生促進部 マネージャー 速水桃子氏

<地域創生に活用される電子図書館>

地域の活性化に取り組む3つの町、北海道天塩町、和歌山県那智勝浦町、岩手県矢巾町に、OverDrive電子図書館の導入理由や活用方法についてお話いただきました。電子図書館を通した読書環境の拡充や、海外コンテンツを使った英語教育支援の取り組み事例などをご紹介いただきました。 また、電子図書館の活用に限らず、様々な地域創生の活動もご紹介いただいています。地域活性化に取り組む自治体のリアルな活動実績を知ることができるフォーラムになりました。

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※本フォーラムは資料のみの公開となります。


今回、3日間のフォーラムを通して300名を超えるご聴講者、また展示ブースにご来場いただいた200名以上の方々と、直接お話をする機会をいただきました。その中で、英語教育の支援や多文化サービスの提供に適したOverDriveの電子図書館サービスに対する注目の高まりを実感することができました。OverDriveの電子図書館へのご期待に添えますよう、今後さらにサービスの普及、向上に尽力してまいります。