第20回図書館総合展フォーラム 質問・回答

2018年12月11日

株式会社メディアドゥは、10月30日~11月1日に開催された「第20回図書館総合展」にて、電子図書館に関するフォーラムを行いました。当日は多くの方にご参加いただき、質問も多くお寄せいただきました。
この度、お寄せいただいた質問から、OverDriveJapanでお答えできる質問について、回答をご用意させていただきました。

~OverDriveJapanへの質問~

Q. 図書館貸出の許諾がとれた作品を、図書館が発注して実際に排架されるまでの流れを教えて頂きたいです。


A. 著作者様から許諾をいただいた作品が電子図書館へ配架されるまでの大まかな流れは、以下の通りです。


       1.許諾作品のファイルは、出版社を経由してメディアドゥでお預かりし、Marketplace(選書サイト)で購入できるよう手配します。
       2.Marketplaceから、現場の図書館司書が選書を行い、電子書籍の購入を行います。
       3.作品を購入すると、自動的に電子図書館サイトに反映され、利用者が貸出できるようになります。

Q. 他社の電子図書館サービスの電子資料と違いはありますか?


A. OverDriveから購入できる電子書籍の特徴としては次のようなものがあります。
 ・160万タイトル以上の豊富な洋書
 ・EPUB3.0の他に、洋書ではEPUB2.0、PDF形式のファイルが閲覧可能
 ・朗読ナレーション機能付き電子書籍(リード・アロング)

Q. 将来的に映像資料は導入できますか?


A. OverDriveでは邦画の取り扱い予定は現在のところありませんが、洋画の映像資料は取り扱っております。

Q. 電子書籍は、買切りなのでしょうか。また、図書館での予算費目としては何になりますか?


A. 電子書籍の販売モデルは4種類です。
 ・制限付きモデル
 ・買切りモデル
 ・同時アクセス無制限モデル
 ・都度課金モデル

予算確保における費目は図書館様により異なりますが、ある図書館様では、コンテンツ購入費は消耗品費、運用費はデータベース費で申請されております。別途電子図書館のための費用として予算を確保されている図書館様もございます。

Q. 継続した利用を促すために、選書以外に行なっている取り組みを教えてください。(一般利用者向けとして)例えばガイダンスなど。


A.ご導入いただいている図書館様では電子図書館利用促進イベントを定期的に実施されており、弊社もご協力させて頂いております。 例えば、電子図書館利用ガイダンス、図書館祭りなどでの電子図書館体験会、など、電子図書館そのもののPR活動や、電子図書館未体験の利用者様に実際に体験していただき利用登録を促進するなどの取り組みを行っています。 また電子図書館サイトでは、毎月、時宜にかなった特集を組み、利用者の方々が常に新しい本と出合えるよう、また興味を持っていただけるよう工夫を行っています。

Q. 洋書について、子ども向けや一般向け、学習参考書等、図書館によって選書したいジャンルが異なりますが、例えば、年齢やジャンルごとのオススメリストみたいなのを配信もしくは宣伝してもらうことは可能ですか?


A. OverDriveの選書サイトの詳細検索では、「読書対象者」や「ジャンル(Subject)」で絞り込むことができ、加えてOverDrive全契約館での人気順でも検索することができます。この機能をご利用いただくことにより、年齢やジャンルごとの選書を行うことができます。 また、毎月様々なテーマでのセール情報をご案内しております。セール対象の作品は通常よりも安く購入することが出来ます。