OverDrive Japan、岩手県・矢巾町へ電子図書館サービスの提供を開始

2017年8月28日

-協業3社の強みを生かし、電子図書館サービスの拡充と市場拡大へ-


 OverDrive Japanは、2017年8月26日より、岩手県矢巾町の活動交流センター「やはぱーく」内にある図書センターにおいて、「OverDrive」の電子図書館サービスの提供を開始します。

 やはぱーく 電子図書センター URL: https://yahapark.libraryreserve.com/

 町民は、同図書センターで発行される専用アカウントを使ってスマートフォンやタブレット、パソコンなどの端末から電子図書館
ウェブサイトにアクセスし、電子書籍などを借りることができるようになります。国内の公共図書館における「OverDrive」の電子図書館サービスの導入は6館目です。

 OverDrive Japanは、株式会社メディアドゥ(本社:東京都千代田区、以下 メディアドゥ)と楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、以下 楽天)および、楽天グループのOverDrive社(本社:米国)の3社が協力して日本で展開する、電子図書館事業です。
 3社は今後も、それぞれの強みを生かし、電子図書館サービスの拡充と市場拡大を加速させてまいります。


各社の強み


  • メディアドゥは2017年3月31日に株式会社出版デジタル機構を子会社化しました。同社は特に、図書館から多くの需要がある文芸書、学術書などを中心としたテキストコンテンツを豊富に取り揃えています。メディアドゥは、これらのコンテンツを「OverDrive」の電子図書館サービス導入館へ提供できるようにすることで、日本の電子図書館市場の課題でもある、利用可能な日本語作品の増強を図ります。


  • OverDrive社は、世界63ヶ国で36,000館以上の公共図書館・学校図書館に電子図書館サービスを提供しています。日本の電子図書館で利用可能な洋書コンテンツを約160万点取り揃えています。特にリードアロング(Read-Along:朗読音声付きページめくり電子書籍)コンテンツは、2020年より小学校低学年から義務化される英語教育を見据えて昨今、自治体や教育機関からの注目が急速に高まっており、グローバル人材教育を進める様々な場面での活用促進や、若年層が利用しやすい電子図書館の利用環境を実現していきます。


  • 楽天は、全国の様々な自治体と連携して官民共同での地域活性プロジェクトに取り組んでおり、矢巾町ともEコマースを含む複数のプロジェクトで協業しています。今後も、連携する自治体へ「OverDrive」の電子図書館サービスの導入を働きかけていきます。